皆様 長い事 更新出来ずに申し訳ありませんでした。
元旦から ついこの週末まで日本に帰って居ました。
母の容体が芳しくなかったためです。
帰国して老齢者の福祉とか介護保険の余りの酷さに打ちのめされてしまいました。
お金が出る出ない、ではありません。
書面上は 約３０数万円も介護の費用が出る事になってました。
これだったら専従の人が雇えて余るぐらいだと思うのに、実際は市がグルになって間にいっぱい業者を入れてですね、
何にもまともなケアーが受けれないまま ほとんどこの限度額まで使い切っているんです。
介護の額は、市町村から職員が派遣されて 一段階から 重い五段階までのどれだかを決めます。
母は一番重い五、でした。
寝たきりで動けません。
入浴も専門の職員が施設に連れて行って 脳に刺激が行かないような注意をしつつ洗わないといけないようなので これはお願いしないとダメなのかなとは 納得するのですが この入浴に連れ出す費用が３０分で６０００円以上なのです。
時給１２０００円以上です。施設で昼食を摂るのでこの食費は実費別払いです。
週にたったの二回入れてもらうだけで ２０万以上になってしまいます。
次に、この入浴に連れて行く日に、介護のヘルパーも雇わないと行けないのです。入浴のサービスには二人がかりで連れて行くので 彼らだけで十分だと思うのに、ヘルパーを往きと帰りに各、３０分頼まないと行けない決まりです。
この時給がまたバカ高くて、３０分で３０００円です。時給に直すと６０００円です。
一体、なんでこんなに高額なのかと 驚きました。
それで 母の介護費用は たったのこれだけでほとんど限度額近くまで行ってしまい、 後は一人で寝たきりにされているのです。
お掃除だって必要じゃないですか、当然ですよね？
所が、同居人が居る場合は、台所やお風呂、玄関、居間、トイレも掃除してくれない決まりなんです。
つまり本人が寝ている部屋だけの掃除に来るんだそうです。
こんな馬鹿な話、世界でも通用しないですよね？
連れ合いが重病の老人だとしても 同居人が居るって事で 家全体の当たり前の掃除をしてくれないのです。
呆れ果てました。
こんなのに 又高額の時給を取られてはかなわないので 依頼してませんでした。何の役にも立たない掃除ですしね。
それで あんまりだと思ったので これ等の高額の時給と 要らない筈のヘルパーの仕組みを市に聞きに行きました。
話になりませんでした。
これ等を仕切ってる居る職員は 市の公務員では無くて 外注です。
つまりここで 支給されるお金が既に 人件費で消えているのでしょう。
後は 指定業者が委託されているというので 彼らの利益を守るためにヘルパーだの何だのが 一々入って来るわけです。
派遣されてくる人は 懇切かつ丁寧です。
でも 本来だったら一日８時間くらい誰かが詰めていて 掃除や洗濯や食事の支度をしてくれないとやっていけないのに
その当たり前のヘルプが頼めないのです。
３０数万円（確か３６万だったと記憶してます）もの枠がありながら、週三回の入浴も取れません。何故ってこの限度額を全部食ってしまって足りなくなるからです。
酷い話です、ここはロシアか中国かよ？と思いました。
ストーブがひっくり返ったり、何か不測の事態が起きたら 一貫の終わりです。
私は、もう怒りを通り越して、うちの母がこんななのだから後の方たちは一体どんな事になって居るのかと暗澹たる思いに沈みました。
いっそのこと擁護施設に入れた方がマシなのかと思いましたが こっちもビックリすることだらけでした。
これは実費になってしまって 家族の負担が高額でかなりしんどいですがそれでも 又いっぱい縛りがあるのです。
まず、家族のもとに外出、外泊があまり認められてません。ビックリです。
ベッドが空くと 業者が食いっぱくれるので 業者の利害が優先されていて 老人の幸せや束の間の楽しみが犠牲です。
うんと前に届けを出さないと認めてもらえません。
例えば スペインから娘が仕事で急きょ帰国するので 明後日、迎えに行くので家で親族の都合をつけるので顔合わせして一日過ごさせてやりたい、何て言うのはダメです。
皆さんご存知のように 仕事だの家族を持っている二人以上の人間のスケジュールを空けるのは至難の業です。
一番暇にしている養護施設の老人が これに合わせて出て来るのが道理に叶っているのに 出来ないのです。
ベッドが空くと 擁護施設が食いっぱくれるので それが出来ないって訳です。
まだ沢山ありますが、思い出して書いていると 胸が塞がって来るので 今日はここまでとします。
スペインではほとんどの身障者や老人は 時給９００円くらいで来てくれるお手伝いさんを 兄弟などが割り勘で出して マアマア幸せに、身ぎれいに暮らして天寿を全うしています。身ぎれいにしていて、住まいもきちんと清掃されています。
一体日本て 何なのかと 絶望しました。
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